学校の勉強はビジネスの役に立つ

学校の勉強はビジネスの役に立つ 役立つ考え方

「なんで勉強なんかしないといけないんだ!」「微分積分なんて使わへんやろ!」と学生時代愚痴をこぼしていたのは、きっと私だけではないはず(笑)

しかし、大人になると「あ~なるほどね」と思うことが出てくることが多いのも事実です。

今回は学校の勉強っていったい何を目的にやるんだろうか、ということを考えてみましょう。

実は学校の勉強はビジネス、あるいはそれ以外の日常のあらゆるところで役に立っています。

東大数学問題を解いてみよ!

とりあえずこの動画を見てみてください。

分かりますかね。

私は1%ぐらいしか分かりませんw

いや、一応高校では数ⅡBまではやってるんですが、まあ苦手だったので数学(笑)

でも別にいいのです。

このブログは勉強ブログではないので、分からなくてもNo Problem!!

ここで私が言いたいのは、「解き方」です。

問題を解くときに、動画の先生は問題の内容を丁寧に図示していますよね。

また、条件をしっかり決めて、因数分解などの分かりやすい形への「置き換え」をしています。

そして最終的には論理的にきちんと筋道が通った回答に仕上げていますよね。

これって、勉強以外のこと、例えばこのブログで取り上げている「ビジネス」でも、とても重要な話だと思いませんか?

可視化・整理・置き換え・分解

私たちは日常で、様々な問題にぶち当たります。

大きいものから、小さいものまで。

それに学校の勉強のような「正解」があることは、非常に少ないです。

だから、私たちは自分で考えなくてはいけない。

でも、多くの人は考えることが面倒で、誰かの言ったことに流されたり、それが本当かどうかを吟味せずに信じ込んでしまったり、ただ前の人に付いていく、みたいなことをしがちです。

それが常に悪いわけではないのですが、何でもかんでもそれでは、道を誤ることもあります。

そういうときに、動画の先生がやっているように、問題を「見える化」したり、条件などを「整理」したり、別の簡単な方法に「置き換え」たり、問題を「分解」して小さくすることで解決策を考えるということが非常に役に立ちます。

学校の勉強の本質は、こういう風に物事を多角的に見ることで、正解が必ずしも分からない問題を解くということの訓練にあるのだと私は考えています。

これは数学に限らず、国語、理科、社会、英語でも同様です。

例えば、私の好きな社会は、社会で起こっている物事や過去に起きた出来事を学ぶわけですが、この科目の本質は「人間のパターン」を学ぶことだと思っています。

人間が物事をうまく運べたとき、逆に失敗してしまったとき。そこにはどんな共通点があり、どんなパターンがあるのか。

それを知ることで、未来をより良くしていくヒントにすることが「社会」という科目を勉強する意味だと思います。つまりは、起こった出来事を「見える化」して、「整理・分解」して、過去の出来事などに「置き換える」ことで、未来に使えるパターンを発見していくわけです。

もっと言ってしまえば、社会全体として「未来の希望を作り出すため」に学校の勉強はあるのです。全員がすべての科目で満点を取る必要はなくて、得意な科目がばらけていても良いのです。どの科目にも「問題解決能力を養う」という要素は含まれていますから。そして、自分の得意な科目の引き出しを通して、社会に存在する問題を解決していければ、未来の世の中は今より良くなっていく。その希望をつくるカギを子供たちに持ってもらうことが教育の目的だと私は思います。

苦手な科目でも「希望のタネをまいているんだ」と考えていくと、勉強ってちょっと面白いかもって思えませんか?

なぜ学校の勉強はつまらないのか?

しかし、学校の勉強はつまらないと感じる、あるいは感じてきた人は多いはずです。私も嫌いな科目は嫌いでした(笑)

それはなぜか。

私が考える学校の勉強がつまらない最大の理由は「学校の勉強はツール学習だから」というものです。

先ほどの動画は東大入試の解説ですが、数学という科目の求める日本においての最高地点の一つがあれです。大学からは研究要素が強くなり、答えのない問いに立ち向かっていくことになるので、答えがある問題になら答えられるようになっていてねというわけです。

ですが、ああいう風に因数分解とかの「ツール」を駆使して、問題を解いていくためには、そもそも「ツール」を知っておく必要があります。

なので、高校までは「ツール学習」に多くの時間を割きます。

これ自体は悪いわけではありません。やはり、基礎的な知識がないと発展的な内容が解けるようになるわけがないので。

なのですが、「何のためにそのツールを学習しているのか」ということを丁寧に教えないまま、学校ではとりあえず知識を詰め込もうとする傾向にあります。

テストがあると、どうしても暗記だって必要にもなります。

だから、「いったいこれは何のためにやってるんや」「しかも、覚えろばっかり」となってきます。

こんな状態で勉強を好きになるのは難しいですよね。

それでも、自分の好きな科目も1つや2つあったと思いますが、それはその科目の本質を見抜けているからです。

この科目はこういうのを教えたいんだなというのが無意識でも理解できていると、その先を想像できるので楽しくなるんですよね。楽しければ楽しいほど、実用的な視点も見えてくるので。たくさんツールを知っていれば、それを応用して、新しいものを作ることがどんどん簡単になりますから。くぎとトンカチだけよりも、電動ドリル、かんな、ノコギリがあったほうが作れるものが増えるのと同じです。

まあ、実際はテストもあるし、結局覚えないといけない現実はあるので、すぐに勉強全般が楽しくなるっていうのは難しいのでしょうけど。

本質を見極めろ

本質というか、「普遍的な価値」を見つけることは、ビジネスに限らず、色々なところで役に立つものです。

相手に何かを売るときには、その商品ではなく、「価値」を売っていることに気付けるかどうか。

そして、自分の商品やサービスに適切な「価値」を設定できているのか?

設定できていないなら、どうしたら設定できるのか?

そういう答えのない問題を考えるときに、学校の勉強で訓練された方法が役に立つというわけです。

今、学生だという人は、「これも未来の希望になるかもしれない」と思って勉強すると、クソつまらない勉強も少しマシになるかもしれませんよ。

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